不動産屋のラノベ読み

不動産売買営業だけどガチガチの賃貸派の人のブログ

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

京都更新料裁判の判決要旨を見直してみる。

京都更新料裁判について「裁判長GJ!!」 - 不動産屋のラノベ読みの続き では、判決要旨を検討してみましょう。 2 本件約定が民法90条により無効といえるか 本件更新料は、その金額、契約期間や月払いの賃料の金額に照らし、直ちに相当性を欠くとまではいえ…

京都更新料裁判について「裁判長GJ!!」

気になっていた裁判の判決が出ました。 昼食取りながらなので、取り急ぎ転載のみしておきます。 とりあえず、「裁判長よくやった」とだけ言っておきたい。 この件の私の意見は以下のエントリの通りです。 更新料は前払い家賃じゃないかな - 不動産屋のラノベ…

グローブぐらい買ったらいいよ

馬鹿なマスコミと馬鹿なコメンテータに、疲れる。 国交省は当初、「法律に従っている」としていたが、与野党などの批判を受け、峰久幸義次官が25日夜に記者会見し、「不適切だった」と見直しを発表した。民主党は「年金保険料の流用が問題になった社会保険…

小飼弾礼賛

実にいい。 「何を言ったか」が「誰が言ったか」より重要な場において、名前というのはむしろ邪魔ですらある。ましてや名前とそれが暗示するものが優れた才能が世に出ることを妨げる機会が今でも少なくないことを考えれば、匿名で議論できる場を常に用意して…

DV防止法

これは難しい。ちょっと運用面での問題があるのかも。 講演会は、内閣府の専門調査会委員でDV被害者支援に取り組む平川和子・東京フェミニストセラピィセンター所長を講師に招いて開く予定だった。市によると、07年12月下旬にPRを始めたところ「偏向…

金利は不思議か

そうかなあ。 だけど本当にそんなにみんなが世界のお金全体が毎年数%なり10%なりの利子を受け取れるような世界なのかっていうと、そんなことはなくなってきてるのかもしれない。それが投資先がないってことであって、「世界的な金余り」の実態なんだろう…

他者経験の可換性と有用性について

ナイフで刺したら血が出るのと同じくらい - 不動産屋のラノベ読みの続き。 前回のエントリで書いた事があまりにも伝わらず、けっこうへこみました。どれだけ文章下手なのか、と。 そういうわけで書き直します。 「私の生」「他人の生」をもって、その固有の…

ナイフで刺したら血が出るのと同じくらい

われ思うゆえに思考実験あり―最新科学理論がもたらす究極の知的冒険作者: 橋元淳一郎出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2000/02メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (4件) を見る 橋元の本のどれだったか忘れたが、たぶんこの本であろうと思…

ポイントは債務不履行の中身(という理解でいいのかな?)

ライフラインの供給停止は自力救済にあたらないのはなんでだろう。 - 不動産屋のラノベ読みの続き。 なるほど。 強制退去は、賃借人の債務不履行(この場合は明け渡し債務)を実力で履行させる形になるからなんですね。 たとえばリンゴを売ったとします。売…

ライフラインの供給停止は自力救済にあたらないのはなんでだろう。

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い致します。 早速、不動産ネタのエントリを。 内容は、まあ、タイトル通りなんですけど。 ↓【PDF】滞納時強制退去特約を自力救済として無効とする判例 http://www.retio.or.jp/new/r_067/67_14.pdf ↓こ…