先日、いつも御世話になっているサラリーマン大家さんを案内してきました。
目的の物件は築30年弱の中古マンション。駅から徒歩3分と立地は良かったのですが、管理状態が今ひとつなのが、ネックでした。「でも、うまくリノベかけたら化ける物件かも」とお客様は悩んでる様子。
で。
「水道の状態を確認したい」
と、仰るので、
「どうせだったら、バスタブいっぱいに水をためて、流してみて下さい」
と、アドバイス。
水がいっぱいのバスタブから栓を抜くと、バスタブの外にあった排水栓から逆流。カマチの部分ぎりぎりまで上がってきました。
「......つまってるね」
「そうみたいですね」
「洗浄したら直るかな」
「直るかもしれませんけど、古いマンションですし、鉄管かもしれません。錆で詰まってたら、無理な洗浄は底抜けるかもですよ」
「排水管、交換かね?」
「可能性ありますね。PSとか、床下うまく入れれば良いですけど、古いマンションですからメンテしづらいと思います。最悪バスルームごと引っこ抜いて交換ですかね」
「100万円コース?」
「かもしれないですね」
結局、お客様は購入を見送りました。
私は、不動産営業として成績を上げていくには慎重すぎるようで、物件のネガティブポイントを強調しすぎて契約を逃した事が結構あります。
でも、今回は慎重になって良かった。お金は欲しいですが、恨まれるような仕事はしたくないです。
つーか。
以前、物件のトラブルを見落とし、会社も負担してくれなくて自腹を切った事があったので、慎重になっただけなんですけどねwww