不動産屋のラノベ読み

不動産売買営業だけどガチガチの賃貸派の人のブログ

ワタミの会長はたぶん社員を家族だと思ってるよ

 

お客様のために精いっぱい働く事が人の幸せと考えてて、それを全ての人に当てはめようとしているだけっていうけどさ
だったら、ワタミの儲けをその働く人たちのために全ツッコミすりゃいいじゃん
サビ残なんかさせないで青天井で残業代を払えばいいし(自分はそうやって佐川で稼いだんだろ?)
託児所でも作って子供がいても働けるようにしたりすればいいじゃん

みんなワタミの会長は善意であれをやってるっていうけど

 
飲食業界にいた人間なので、少し気持ちが分かるんですけどね。
まあ、そのお客様に感謝をされる仕事をするっていうのが、なんというか充実するんですよ。やりがいがあるんです。ハマる人はハマっちゃう。
んで、ホスピタリティを上げるのには、そのシステム的な投資も必要は必要なんでしょうけど、まあ基本的に原価ゼロなんですね。気を使った分結果が出るというか、そういう風に感じられるものなんですよ。
そんな感じで店長とかをやるようになると、まあ接客業にハマるような人ですと「自分のホスピタリティが1番だぜ」とか思っちゃうんですよね。で、パートさんバイトさんで運営してる店舗だと「サービスの向上=自分がフロアに出ている時間を増やす」みたいな思考をしてしまったりするわけなんですよ。人件費も減らせるし。ポスティングに行ったり店内を清掃することなんかは、もう仕事じゃないんですよ、あれは準備時間。時間外でQCなんて当たり前です。
 
たぶん、渡邉さんも同じような感じなんじゃないですかね。独立して小さな居酒屋から始めたと聞くし、おそらく不安な時期もあったでしょう。たぶんもう来てくれたお客様にはほんと感謝を込めて接客してたと思います。そこまではいいと思うんですよね。
それが上手くいって他店舗展開できた時にどう考えるか。
 
自分はエリアマネージャーみたいなポジションには行かなかったので想像ですけど、たぶん「全部の店舗に出たい」と思うだろうなあ、と。「俺がもう1人いればいいのに」って考えるはずです。しかしもちろん分身の術が使えるわけもなく、それは不可能です。
だから、こう考えるはずです。「俺の分身を作ろう」って。従業員で見込みがある奴に自分の考えを徹底的にインストールしようとするでしょう。「まずお客様のことを考えろ」「寝てる時もどうすればお客様に感謝されるか考えろ」って。
そうなってくると、もう従業員は自分の分身ですから、家族みたいなものです。完全に身内なんです。そして、身内のことは後回しなんですよ。「まずはお客様」でしょう。残業代?有給? おいおい、まず給料の話なの? 「俺たち」はそういう考え方をしないだろ? そりゃもちろん給料は上げてやりたいけど、まずお客様だろ。どうやったらリーズナブルな価格で質の高いサービスを提供できるか、どうやったらお客様に感謝してもらえるか、明日は休みなんだろ、一緒に考えようぜ。
 
 
 
みたいな感じです。たぶんね。