このタイトルは95%の煽りと5%のTIPSでできています。
事の発端は、twitterで「レーシック手術をすると保険に入れない」というつぶやきを見たところからです。
これはびっくりしました。確かに、保険に入る前には「最近、手術したか」などの告知書を書きます。レーシックとはいえ手術なのですから、これを理由に断られるということもあるかもしれない。
そこで、不動産屋なら心配になるのは「団体信用生命保険はどうなんだろう」ということです。
住宅ローンなどの債務者が死亡した際、その債務を弁済する保険。一般に「団信(だんしん)」と略される。
団体信用生命保険とは - はてなキーワード
この保険に加入することにより、住宅ローンを借りた人が亡くなってもローンの支払が終了して遺族に住宅だけは残せることになる。
しかし一方で、多くの住宅ローン商品が団信を強制加入としている為、保険に加入できない既往症がある人やうつ病での通院履歴がある人は住宅ローン商品の選択肢を大きく制限される問題がある。
twitterでフォローしていた保険コンサルの@life96こと黒川さんに聞いてみたところ「結構微妙な問題なので調べてみます」と調べてくれました!twitterすげえ!
↓レーシック手術をして団信に入れるかどうか、回答は黒川さんのブログから!
くろタイムweb 〜ごはんと家族と野球と、ちょったけお仕事〜 : 【事例紹介】「レーシックを受けた人って団信に加入できないって本当ですか?」 - livedoor Blog(ブログ)
実に興味深いご回答ですよね。やっぱり、本職は違うなあ。
レーシック手術をした人は、不動産購入は慎重にやるべきかも
さて、そういった事を踏まえて、レーシックをやった方は住宅ローンについてどうするべきなのかを考えてみます。
まず大事なことは、団信の加入義務がない住宅ローンを選んでおいた方がいいかも、ということです。有名なところでは、住宅金融支援機構の「フラット35」です。その他、民間の銀行でもそういう住宅ローンを扱っているところもあります。また、「やっぱり団信は入っておきたい」という人のために、ワイド団信とかスーパー団信と呼ばれるような健康状態の基準が緩い団信も存在します*1。
次に大事なことは、たとえ団信に加入できなくても色々方法はある、ということです。例えば、銀行の融資担当さんが稟議を起こしてくれれば、現在加入中の生命保険に対して質権設定などをすることによって団信の代わりとすることもできます。またこれは聞いた話ですが、生命保険会社に質権設定を断られたので、保険の受取人と法定相続人を連帯債務者にして切り抜けた、という事例もあるらしいです[要出典]。
ただ、こういういった住宅ローン融資になりますと金利が上がってしまうのは避けられないと思います。この辺は銀行の担当者さんのやる気と力量次第、という感じです。
最後に大事なことは、住宅ローンの審査をすると個人の信用情報に記録が残る、ということです。そして、他行での審査記録があることを住宅ローンでの審査で勘案する場合もある、らしいです。「らしい」と書いたのは、銀行の審査基準は明らかにされていないので正確には分からないのです。ただ、融資担当さんたちも融資実績が欲しいわけですから不動産営業には「頑張って」欲しいわけで、その結果言外に審査否決の理由を匂わせてくる事があり、色々な銀行の融資担当さんと話しているとどうもそのような傾向があるかもというニュアンスを感じたり感じなかったりします[要出典]。
もしそうだとすると、団信が通らず否決になる→履歴が残るわけですから「レーシック手術受けたばっかりだけど住宅ローン審査にチャレンジ」というのはリスキーなのかもしれないです。
まとめ
まあ、ちょっとアヤシゲな情報も混じってしまいましたが、まとめるとこんな感じです。
レーシック手術をした後に住宅ローンを組む時は、
ということです。不動産営業や銀行の融資担当によく相談してみる事が大事だと思います。