↓を読んで。id:freekoiさんに☆もらったら、これは嬉しかろうな、と思いました。
はてなでは、皆さんブクマコメントやブログなどで活発に交流をされている。私はネットでの交流は苦手だ。
http://d.hatena.ne.jp/freekoi/20070830/p1
そんな私にとって、はてなスターって意外と良いものだなと感じた。・・・といっても、私が他の方につけたのは、マイミクのお二人だけ。余り親しくない方には、はてなスターをつけることでさえも躊躇してしまう。してもらうのは嬉しいくせに、人にするのは緊張してしまってできない。
以前、「お気に入りをたくさん入れてるブックマーカーにお気にいられてもあまり嬉しくないが、一人だけだったらこれはもう告白みたいなものですよ」的なエントリを読んだ事があります*1。
確かに、はてなスターでも毎日スターを付けている人の☆と、唯一1つの☆とでは重みが違います。
その辺も併せて考えると、その関係性の重さというのはその総数に反比例するのでしょう。ちょっと式にしてみます。
【関係性の重さ】= 1 / 【その関係性の総数】^λ (λは定数)
適当に考えた式ですが、なかなか的を射ているのではないでしょうか。
λの差はコストの差
ところで、当然、そのコミュニケーションの性質によってλは変化します。
例えば、恋人2人と親友2人と被スター2人では、その重さが全く違います。ですから、恋人はλが大きい(=1人を超えると関係性にほとんど重みがなくなる)でしょうし、被スターはλが小さい(=緩やかに重みが減っていく)でしょう。
さて、このλの差はどこに起因するのでしょうか。
私は「その関係性のコスト」による、と考えています。
恋人関係を維持するのは、なかなかのコストが必要です。故にλは大きい。
親友関係は維持コストは恋人ほどではありませんが、初期コストはそれなりに高い。故にλもそこそこ高い。
☆1個つけるのは容易く、しかも維持コストは0です。λはかなり小さくなります。
「二股」と「はてなスター」に見る「関係の均質化」
さて、一般にお互いの【関係性の重さ】が均衡しない場合、その関係は危うくなります。
ところで、【関係性の重さ】が前述の式で定まるとすると、【その関係性の総数】を操作あるいは秘匿することによって、お互いの【関係性の重さ】を操作する事ができます。
例えば「二股」。
「二股」であることを隠す、つまり【その関係性の総数】が2以上である事を秘匿することによって【関係性の重さ】の逓減を防ぎ、相手からの【関係性の重さ】との均衡を保っているわけです。
で。
はてなスターは他人様のstarsを見れないようにしているようです。これは【その関係性の総数】秘匿するシステムです。
そうすることによって、本当はひとつひとつ違うはずの「☆の重さ」均質化しているのでしょう。
これは、よくできてるなあ*2。