教育を語るならトレードオフを見よう! 経験学習vs系統学習 - コウモリの世界の図解
↑この記事に関してid:Rlee1984さんからIDコール頂いたので個人的に思うところを書きます。
私信のようなものなので、関係のない人はスルーしてください。
つるかめ算をどう解くか
つるかめ算「つるとかめが合計3匹いて足が8本ありました。つるとかめはそれぞれ何匹?」をどう解くか。
- 全部つると仮定する方法(古典的方法)
- 連立方程式を立式してガウスの消去法で解く方法(現行教育)
- 連立方程式を立式して Wolfram Alpha に入力する方法(ちきりん式)
- 行列で解く(発展的解法)
解ける生徒の数を考える
1が一番多そう。そのあと、3,2,4の順で少なくなりそう。
ちきりん式の功罪
- 理解できる生徒が増える
- しかし、発展的な課題に取り組むことが困難
つまり、最初の選択で道が狭まる恐れが。
現行教育はどうだろう?
- 理解できる生徒が減る(ちきりん式と比較して)
- しかし、発展的な課題に取り組むことは容易
- ただし、2の方法を理解していれば
つまり、最初の理解度で道が狭まる恐れが。
↑選抜の方法が異なるが、ちきりん式と大して変わらない結果に。
生徒の理解度が均質だってのは、あくまで建前だよねー。現実を見よう。
全部教えれば?
- 1,2,3,4の順番ですべて教え、理解ができなくなったところでやめる。
- できる生徒は先に進み、そうじゃない生徒も最低限の知識を得る。
- え、でもそれ、できる生徒にとってはムダじゃね?
- それは現行も同じだしなー
- できる生徒だけ4をやって、そうじゃない生徒は1をやればいいんじゃね?
- それちきりん式と同じじゃね?
- あー
- それちきりん式と同じじゃね?
- できる生徒だけ4をやって、そうじゃない生徒は1をやればいいんじゃね?
- それは現行も同じだしなー
- え、でもそれ、できる生徒にとってはムダじゃね?
- できる生徒は先に進み、そうじゃない生徒も最低限の知識を得る。