不動産屋のラノベ読み

不動産売買営業だけどガチガチの賃貸派の人のブログ

「批判的=保守的」という若い人たち

 
 
 自分ではまだまだ若いつもりでいたんですが、もうインターネット老人になっていたようです。
 

ある物事に対して、そのプラス面を見て評価するか、マイナス面を見て評価するか、という分け方をしてみるとする。
 
(略)
 
マイナス面だけに注目するのが当たり前になった人たちは、最終的には「何もしないことが最良!」という価値観を支持するようになる。

blog.skky.jp

 批判的であること、イコール、保守的であること、という論はかなり衝撃的です。

肯定から始まる革新

 おっさん達が若い頃は、革新というのは常に現状への批判から始まりました。「小泉改革」とか「大阪維新の会」とか、下のほうから現状をぶっ壊そう、という動きです。
 
 しかし、「批判的=保守的」という若い人たちにとっては、どうやら「批判=革新への批判」ということのようです。
 まず、現状の肯定から始まり、その上で革新も肯定する、そういう人たちが革新派、ということらしいです。
 もちろん、実際に革新を実行する人は、現状に無批判ではないと思います。そのような人は現状を変更する動機に乏しい。
 であるから、大部分の人にとって「誰かが考えた新しいこと」について無批判に「お、それいいね」と支持する、というのが革新であるようです。
 
 つまり彼らにとって、「改革とはお上から下りてくるもの」なのではないでしょうか。
 
「お上」は言い過ぎとしても、すごく頭のいい人とか、とても行動力のある人とか、素晴らしいカリスマ性のある人とか、そういったちょっと雲の上の人たちです。
 すごい人や偉い人の邪魔をしないこと、イコール、革新的であること、というのが若い人たちのスタイルなのではないでしょうか。
 
 これは、現状へのゆるい肯定と、「お上」への強い信頼が必要とされます。
 少し前に話題になった id:kawango の「情報公開不要論」も同様の傾向が見られます。
 
kawango.hatenablog.com

まとめ

  • 日本って結構いい国
  • すごい人が、なんか新しいことを考えてくれるのは、いいこと
  • 批判は、すごい人や偉い人の邪魔になるから、よくない

 
 これが、これからの革新派、ということです。
 
 
 
 え?ノンポリ
 そんな死語を使うから年寄り扱いされるんですよ。