不動産屋のラノベ読み

不動産売買営業だけどガチガチの賃貸派の人のブログ

自称イクメンのすすめ

 
↓この記事を読んで。トピシュさんはさすがだなあ、と思いました。

ということで、炎上した理由は、イクメン疑惑説やかまってちゃん夫に見えることもありますが、このようなよくある夫婦の対立構造が見え隠れしていたからだと思います。
その上で、夫婦の対立構造の原因の方は、夫婦間の会話不足だけではないんですよね。そもそも日本の会社が労働時間が長く家事・育児に時間を割けにくいことだったり、核家族化が進んで子育てノウハウの伝承がされていないことだったり(特に夫側に対して)、お手伝いさんやベビーシッターがあまり浸透していないこと(アウトソーシングができず負荷が維持される)なんてこともあったりして。
環境が整っていないにも関わらずイクメンを持て囃したり、女性活用を訴えても、どこかに負荷がかかるわけで、そういった不満が、今回みたいな炎上の原因になるんじゃないかと考えています。

"イクメンの疲れが倍増する妻の言動"から見る夫婦の対立構造 - 斗比主閲子の姑日記

 
ただ、この分析だと「男は育児について口を開かない方がいい」って結論になっちゃうんですが、それはどうなんだろう、と思いまして記事を書きます。
 
 
 
ウチの娘、保育園に行き出しまして、まあそれはそれは頻繁に熱を出すわけなんですよ。噂に聞いてましたが、これは大変ですね。
 
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この前も保育園から10時ぐらいにお呼び出しがありまして、お迎えに行ったときには熱が8度5分って話だったのに小児科に連れてったら40度ありまして、自己ベストの発熱をお父さんの時に出すなよと思いつつとりあえず座薬をもらって帰って入れてみたらまあ慣れないもんで肛門から座薬がぴょいぴょい戻ってきてしまって、なんだこれ銛みたいに返しをつけた座薬を作ったら売れるんじゃないのビジネスチャンスだ、みたいなくだらないことを考えていたら娘が我慢の限界を超えたらしく「わんわーん!わんわーん!」となぜか近所の犬に助けを求めはじめたんでとりあえず頑張って処置をしたところ、肛門を刺激したためか2日ものの便秘が解消されたらしく3回に分けて放出をなされたものだから、これ薬も出てきちゃったんじゃないか効果あんのかと思いつつ淡々と処理をしましたところ、熱が下がったらしく「まんま!」とかお昼の主張をしだしたので、おお、全然お昼のこと考えてなかったぜと思いつつ冷凍庫をのぞいたら冷凍トマト的なものがあったのでよしトマトパスタだ、と勢い込んで作ったらなぜか赤パプリカのパスタが出来上がってしまい、おかしいこんなはずでは、つーかパプリカをフリージングしてウチの奥さん何に使うつもりだったんだ、とか臍を噛みながら食べさせると、娘がほっぺをぺちぺちする「おいしい」のベビーサインをしてきたので、ああもうウチの娘最高かわいい、みたいな。
*2
 
そんな感じでした。いや保育園ほんとやばいっすね。
 
 
 
で、思ったんです。10年前だったら無理だなこれ、と。
10年前の自分的にここまで積極的に育児に関われたか、と考えるとたぶんできなかっただろうし、10年前のウチの会社が子供の発熱で男性社員の早退を認めたかというと絶対に無理だったろうな、と。たぶん5年前でも怪しい。
イクメン」という言葉には最近、「草食系男子」みたいに変な匂いがついてきてしまってますが、ここ数年のその啓蒙効果は絶大だったと思います。
たしかに、炎上をしたくないなら「男は育児について口を開かない方がいい」という判断は正しいと思います。しかし、育児をしてる男性が黙ってしまうことによって、昔に戻ってしまうのではないかな、という危惧を感じます。まだまだ、子供が熱を出したら母親が保育園に迎えに行くのが当たり前、というのが世の中の風潮だと思います。これが、父親が迎えに行くのも普通、になるまでイクメン」という言葉にはもうひと働きしてほしい、と思います。
 
 
 
そういうわけで。
ちょっと育児を手伝った程度でイクメンとか自称している男性について、いつも長い時間育児をしているママさんから言わせればちゃんちゃらおかしい、というのは理解できます。
しかし、そこをぐっと我慢して、自称イクメンを認めてあげてもらえないでしょうか。
家庭によるとは思いますが、パパたちも何も残業が大好きで毎日遅くなってるわけではないんですよ。
たとえば、ママさんが何も準備をしなくて出かけても子供と一緒に1日お留守番ができるとか、仕事が忙しいけど休みの日には育児ができるようなパパに対しては、自称イクメン、許してもらえないですかね?
 
 
 

*1:ここから親バカトーク

*2:ここまで親バカトーク