不動産屋のラノベ読み

不動産売買営業だけどガチガチの賃貸派の人のブログ

はてなお行儀

 
 お行儀良くしなさい、ということでしょうか。
 

はてなブックマークコメントで「異論・反論・批判・不快感の表明」をすること自体の問題ではない。
(中略)
相手を貶めたり見下したりするような書き方をし、しかもそれをネットコミュニティにが受け入れてしまっていることが問題なのです。

http://d.hatena.ne.jp/TatsuyaSuzuki/20080412/1207994065

 
 批判を制限するようなシステムにはしたくない。しかし、一方でユーザーが大声で罵り合っている(ように見える)WEBサービスには人は来ないでしょう。「別にユーザー増えなくてもいいし」という意見も分かりますが、「俺が気持ちよければ、それでいい」感があって、どうも成熟していない意見のようにも聞こえてしまったりします。
 

このように、たとえはてな利用規約で「貶め&見下し」に相当するはてブコメントを禁止にしたとしても、表現の自由はあまり侵害されず、むしろコミュニティが健全化し、より有意義なコメントが増えるのではないでしょうか?

 
 しかし、利用規約で「貶め&見下し」に相当するはてブコメントを禁止するっていうのは、もうやっています
 

1. ユーザーは、本サービスを利用するに際し、以下のような法律違反行為を行ってはなりません。
(中略)
3. 名誉毀損行為、侮辱行為や他者の業務妨害となる行為
(中略)
 
2. ユーザーは、本サービスを利用するに際し、以下のような社会的に不適切な行為を行ってはなりません。
(中略)
2. 人種、民族、信条、性別、社会的身分、居住場所、身体的特徴、病歴、教育、財産及び収入等を根拠にする差別的表現行為
3. 倫理的に問題がある低俗、有害、下品な行為、他人に嫌悪感を与える内容の情報を開示する行為。ポルノ、売春、風俗営業、これらに関連する内容の情報を開示する行為。
4. 迷惑行為、嫌がらせ行為、誹謗中傷行為、正当な権利なく他者に精神的被害・経済的被害を与える行為
(中略)
7. その他、公序良俗に反するかあるいは社会的に不適切な行動と解される行為

はてな利用規約 - はてな

 
 つまり、このままでは効果がないことは明白なのです。これより先に進まなければならない。
 では、この先には何があるのか。
 今までは、侮辱を受けたりした時にその当事者からの申し出がなければ、はてなは動きませんでした。これを第三者が指摘して禁止することが、その先にあることです。削除人がはてな内をウロウロしている状態がその先にあることです。
「むしろコミュニティが健全化し」た、とは言えないでしょう。
 
 
 で。
 私、良い案考えました*1
 今回の対立点は以下の通りです。

  • ネガコメ容認するとユーザが増えない → はてなにお金が入らない → サービスの危機
  • ネガコメ禁止するとつまらない → ユーザが流出 → コミュニティの危機

 つまり、ネガコメ禁止せず、ユーザ増、または、はてなの収入増」をすればいいのです。
 ではどうするか。
 

新サービス はてなお行儀

 新しいはてなのサービスを考えました。ブコメのところに、スターのような「お行儀!」ボタンを付けるのです。
 たくさんの人から「お行儀!」と注意を受けた人のブコメは、ログインしていないと見えなくなります。ブクマページの最下段に「お行儀の悪いコメントを見るにはログインして下さい」みたいなガイドが出るとか。
 はてなユーザーからは普通に見えますが、はてな村内の出来事ですから、身内でみっともないことをするぐらいは許してあげればよいのではないでしょうか。
 
 このサービスの肝は以下の通り。

  • お行儀の悪いコメントを見たい人は、はてなユーザにならなければならないので、ユーザ数が増える。
  • しかも、望んでお行儀の悪いコメントを見に来ているので、免責もしやすい?
  • もっといえば「お行儀!」をできるのも、はてなユーザだけなので、さらにユーザが増える。
  • 「お行儀!」をするごとに10ポイントをはてなに支払うシステムにすると、はてなも潤う。
  • 同じくポイントを支払うと、他人の「お行儀!」を解除することもできるようにすれば、炎上があるたびに「お行儀!」合戦ではてな大儲け
  • 『どうせ、「お行儀!」されるなら』と、disりたい時はコメントやトラバする習慣がつく。

 
 いや、我ながらナイスアイディアだ。

*1:私がこう言った時は、たいていがネタです