ネガティブブクマしている人もいますけど、これ特に問題ない数字ですね。
まずは「結婚相手に望む現実的な理想の希望年収」の結果から。最も多かったのは、【500万円〜700万円未満】と答えた人たちで29.5%。サラリーマンの平均年収は437万円とのことなので、「今より少し余裕を」というレベルであろうか。「年に1回ぐらい海外に行けそうな年収なので」(滋賀県/20代)、「同世代の平均的な年収レベルであれば」(東京都/30代)と、それほど多くを望まない意見が目立った。
未婚女性が望む結婚相手の希望年収、【500万円〜700万円未満】が約4割 ニュース−転職・派遣・キャリアのオリコンランキング
「結婚相手に望む現実的な理想の希望年収」って、ひどい日本語はまず置くとして。
平均年収437万円はちょっと高い気がしますね。職業柄、他人の所得証明を見る事が多いのですが、家を買う人達の所得は300万円台が一番多い感じがあります。600万円もあれば上客扱いです。
さて、その平均に近い「300〜500万円」を選んだ20代女性は16.4%。「結婚相手に望む必要最低希望年収」では34.3%*1。
じゃあ、実際に結婚している女性はどれぐらいの割合なのか。
平成17年国勢調査のデータを引っ張り出してみましょう。
年齢 | 未婚率 |
---|---|
20 | 95.7% |
21 | 93.1% |
22 | 89.9% |
23 | 85.8% |
24 | 80.7% |
25 | 74.2% |
26 | 67.1% |
27 | 59.9% |
28 | 52.7% |
29 | 45.9% |
計 | 73.3% |
26.7%の女性が結婚をしています。「現実的な理想の希望年収」より低い年収の相手と結婚しているのは間違いないでしょう。女性も馬鹿ではありません。理想と現実のギャップは分かっているのです。
そもそも、ネガティブブクマした方々はどんなアンケート結果なら納得したんでしょうか? 「8割の女性が300万円未満」とかでしょうか?
比較対照をするために、男性に「自分に望む現実的な理想の希望年収」アンケートをとったら面白いかもしれませんね。たぶん「500万円〜700万円未満」の答えが一番多そうな気がしますが、それに対しても「現実を知らない」とかネガティブブクマがつくでしょうか?
個人的には「愛があれば、年収が低くても乗り越えていける。お金なんて関係ない」とかいう現実感のない女性は伴侶にしたくないですね*2。
それよりも「本当は年収500万円欲しいんだけど、あなたとなら足りない100万円埋められると思う」とか言ってくれる女性の方が、非常に萌えるし、その100万円埋めてやろうと頑張れると思うし、幸せになれそうな気がします。
まあ、好みの問題なのでしょうけど。