ソーシャルゲームはファイナルファンタジー化していく!? - shi3zの長文日記
↑これを読んで思ったことを書きます。
もっともだなと、思うところがたくさんありました。特に「ごっこ遊び」と「そもそもゲームは単純作業」の下りはそのとおりだと思います。
たとえば、真メガテン3とかかなりハマったゲームなんですけど、やりこみをしていくと、悪魔を集めたりスキル継承を追求したりするプロセスは何らガチャと変わらない作業だったりするわけなのです。
ただその後、なぜが「コアゲーマーが求めているのはグラフィック」とかいう、訳の分からないの話になってしまったのでそれが残念でした。
そういうわけで、その続きを私が勝手に補完してしまおう、という主旨のエントリでございます。
ソーシャルゲーにフィットするのはRPGゲーマー
もうここ縛っちゃいますけど、シューターとかその辺の方々はこのエントリでは置いておきます。ソーシャルゲーにフィットするのはRPGゲーマーです。
ロールプレイングゲームは「ごっこ遊び」という意味ですから、であるソーシャルゲーによく馴染むのは当然といえます。
「主人公のなりそこない」しかプレイできないソーシャルゲーム
しかし、1点不満があります。それは「主人公ごっこ」しかできないこと。
従来のコンピューターRPGはそれで良かった。基本的にはプレイヤーは一人ですから必ず「主人公」ができます。しかし、マルチプレイヤーだとそうは行かない。
私は相当ご無沙汰してますがテーブルトークRPGゲーマーでもあります。あれはマルチプレイヤーが基本ですので、誰々が主役をやって誰々が脇役をやって、と役割と見せ場を分け合いながらプレイしていくものなんです。
また、MMOも同じことが言えると思います。私は回復役や支援役をやりたがるプレイヤーで辻ヒール辻バフが大好きだったりします。MMOに主人公はいませんが、それでも見せ場を分け合えるようなシステムを目指しているゲームが多いように感じます。
こういった支援系脇役プレイができるソーシャルゲーというものを、私、見たことがありません。マルチプレイヤーで全ての人が「主人公ごっこ」をするということは、ほとんどのプレイヤーが「主人公のなりそこない」をロールするということです。一部の廃課金プレイヤーのみが「主人公ごっこ」を楽しめるということです。
そういうわけで、これから「面白いソーシャルゲー」というものが出てくるとしたら、無課金プレイヤーが「脇役ごっこ」を楽しめて廃課金プレイヤーが「主人公ごっこ」をできる、しかも時間や頭を使わずに簡単に、というゲームだと思いました。
だれか作ってくれませんかね、ヒーラーがお手軽にできるソーシャルゲー。