不動産屋のラノベ読み

不動産売買営業だけどガチガチの賃貸派の人のブログ

上司に恵まれてる人

 
 なんとか、がんばって頂きたいです。
 

 得意先での打ち合わせの後、先方の担当者と少し談笑した。仕事以外の話題が主の気楽な会話。仕事が順調にいっているときってこんなものだ。別れ際に彼は言った。「御社の部長、もう連れてこなくていいですよ」ハイ?返事の声が上ずった。
(略)
 午後五時。月次定例営業会議が行われた。会議というだけで憂鬱な気分になる。いつものとおりどうでもいい会話が展開した。
(略)
 「ボヤボヤするな。聞いているのか。お前には殺気がないんだよ。客を斬るっていうか射抜く覇気っていうヤツが。よし決めた。この案件は俺がケリをつけてやる。今度は俺も同行する。わかったな。俺がバシッと決めて木っ端微塵にしてやる。本物の営業マンの姿を見せてやる。助け舟を出してやるんだ。嬉しいか。そりゃあ嬉しいよな。返事がないぞ?」僕はやっとの思いで答えた。「…よしなに」

2008-05-15 - Everything you've ever Dreamed

 
 あるあるww
 
 ただ、私が解せないのは、ブクマで「あんた嫌われてますよ、て言えば良かったじゃん」とか言ってる人がいることです。
 本気ですか?
 
 もし、私が上司だったら、会議の満座で部下に恥をかかされたら冷静でいられないですけどね。
「お前がボンヤリしてるからそんなこと言われるんだよ。『上司は連れて来なくていい』って、真剣に話しません、って言われてるようなモノだろうが。そんなこと言われて黙って帰ってきたのか。いいか、クライアントにな、決断をさせるのが営業の仕事だろうが。言いなりになってどうするんだ。いいか。なんで俺は来なくていいと言われているか分かるか。俺のこの迫力に押されているんだよ。俺が行くと、自分たちの思うように商談を進められないと思ってるんだよ。なめられてるんだよ、お前は。次の打合せは俺が行くからな、分かったか」
↑みたいにやっつけにかかるかも。。
 で、結局、案件壊れて「お前の詰めが甘いからだろう!」ってやるわけですよ。ああ、目に浮かぶ。
 
 そもそも、クライアントの立場に立ってみても、オフレコで言って来てる訳ですから「クレームとして捉えないで、あなたの判断でよろしく計らって下さいよ」という伝え方な訳で、言われたこと言われたまま直接ぶつけちゃうのって営業としてどうなの、みたいな。
 
 会議が終わったあとこっそりオフレコで伝えるという手もあるけど、「俺は営業の神様、あとはクズ」みたいな営業だったら、むしろオフレコは危ないでしょう。先に上司の上司に根回しされますよ。営業職の上司の中には、邪魔なライバルや部下を潰すガツガツしたタイプがいることを忘れちゃいかんでしょう。
 
 こういう上司にはなりたくないと、みんなが思うような上司が現実に結構な割合で存在する理由に気づくべきです。その上司だって、若い時は「ああはなりたくない」と思っていたはず。なのに、なぜそうなってしまうのか、考えるべきです。本当に、個人の資質だけで嫌な上司が生まれていると思いますか? あなただけはそうならないと、断言できますか?
 
 だから、「正直に言え」と言えるのは、上司に恵まれている人の意見だと思うなあ。





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*1:読み返すと、危険な記事だな、これ。やばいかな。まだ会社バレしてないブログだからいいけど。あとで消した方がいいかな