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不動産屋のラノベ読み

不動産売買営業だけどガチガチの賃貸派の人のブログ

オーナーから見た不動産2.0

 
 以前書いた不動産2.0サイトまとめで筆頭に挙げたUNITEDROOMSが倒産してしまった今日この頃、みなさん元気に不動産2.0してますか?
 
 id:shidhoさんが、1年振りに語ってくれたので、便乗エントリ。
 ↓鋭い意見です。というか、視点が面白い。
 

貸すからには家賃は取りっぱぐれのないようにしたいし、出来ればキレイに使ってもらえれば修繕費が浮くし、まあさらに欲を言えば家賃とかも出来るだけ高めに取りたい。
 
で、不動産2.0で、公開の場所に不動産を置いてCGMで土地情報やら物件情報を集めて、そこで適正価格になるようオークション形式での場を作ったとする。別にそこで決済できなくても、地域ごとやらなんやらでそういう金額が出てきたらいい、としてもいい。で、その場がオーナーに提供出来るのは、たぶん今上げたオーナーの要望のうち、せいぜい3番目だけなんだ。

不動産2.0についてひさびさに書く - あそことは別のはらっぱ。

 
 普通、不動産2.0とかを考えると「借主にとってどれだけ便利か」という視点で見るもので、「オーナにとって便利か」「不動産屋にとって美味しいか」とかを、あんまり考える人はいないです。
 

そう、よくよく考えてみれば、家を借りる側は基本的に不動産屋とは部屋を決めるその時だけの関係だが、大家と不動産屋はその物件がある限り続く関係になる。何かしらのサポートや信頼関係がより多く必要になるのはそちらだろう。客が値踏みされるのは不快と言われれば不快だが、値踏みされて不快な客は二度と来ないだけで、良い物件が集まればそれなりに借り主は集まるだろう。

 
 卓見です。ほんとに素人?
 
 この前のjkondoが部屋探しで苦戦した話が実に印象的な話でした。
 でも、入居者の滞納・居座・原状回復トラブルなどのリスクをどこかでヘッジしないと、全ての入居者にコストとして転嫁するしかない。
 そして、どこでヘッジするかと言えばもう二通りしかありません。

  • 入居差別 属性によって入居を拒否して、リスクのある入居者をそもそも回避する。
  • 保険 滞納保証・原状回復保証でリスクヘッジする。

 実際のところ「大手法人契約(低リスク)は通常に契約、中小法人・個人は保証会社を通して審査に落ちれば入居拒否、審査が通れば保証料入居者負担」というやり方は定着しつつあると言っていいでしょう。(だから、会社役員よりも会社員の方が入居させやすいなんてこともあったりする)
 
 つまり、不動産2.0を用いずとも、入居者の信用情報は不動産業界で利用できる状況です。だから、オーナー・不動産屋から見ると不動産2.0なんて必要ないようにしか見えない。
 ですから、やはり不動産2.0は「借主にとってどれだけ便利か」を追及するしかないのです。
 しかし、それにも問題があって、これについては、たぶん次回。
 
 
 つづき、書きました。
借り手から見た不動産2.0 - 不動産屋のラノベ読み
 
 
 
 
 ところで、リスクヘッジの方法としてもう1つあって、これは色々考え中なんですが、以前のid:FTTHさんのブコメを見て考え込んでいる状態です。考えがまとまればその内。