不動産屋のラノベ読み

不動産売買営業だけどガチガチの賃貸派の人のブログ

ヲタ系不動産屋のススメ


秋葉原不動産 - 物件一覧*1
http://akihabara.bz/modules/weblog/
 

↑いや、こういう不動産屋のことではなくて(w


 自分は元ヲタなのですが、この業界ってヲタ系の人間があまりいないんです。


 コミュ能力が大切とか、まあそういう理由もあるとは思いますが、どっちかっていうと業界内にある体育会系ノリが障壁になってると思います。
 だから、職種的にヲタ系の人間が向いていないとは思わないのです。むしろ、その興味が向いたジャンルに対する集中力を不動産方面に向ければ、こだわりのあるコンサルができる良い営業になれそうな気がします。


 つまり、不動産ヲタになれば良い訳です。


 ヲタの特徴として、自分の興味のあるジャンルに対して人と話す事が大好き、というのがありますが、これも営業の武器になります。自分の知識をガンガンぶつけて信頼を得るというのは一つの営業スタイルですからね*2


 また、自分の物件に惚れ込んでしまう、というのもアリだと思います。
 一言で言うと、物件に萌えろ、ということですね。
 いや、真面目な話、お客様の家庭や家計の状況をヒアリングして、将来のライフプランを提案するのが不動産屋の仕事ですから、想像力というか、なんというか、ある意味妄想力が必要となるんですよ。


「いいでしょ、このサービスルーム。こーやって、洗濯物をこー持ってきてここに干すじゃないですか? そーすると、取りあえず夕方に取り込んでここに置いておくきますよね。それで、旦那さんが帰ってきて夕食終わって、洗物とかして、……あ、洗物は旦那さんの担当? じゃ、なおさら、カウンターキッチンだから、奥さんはここで洗濯物畳みながら、今日一日のお話できるじゃないですか。床暖房あるし、最高でしょ? で、2階に持っていくのがダルイから、このサービスルームに収納持ってきて、全然オッケーでしょう。便利だと思いますよ。しかも、外から鍵がかかるから、悪い子の反省部屋にも最適ですよ(w」


 ……みたいな。まあ、低くない確率でドン引きされることもありますけど。


 ヲタ系営業はお客様にとっても有り難いはずです。
 なにせ、語る事が好きですから情報を聞き出すのが楽ですし、無駄に専門知識はありますからアドバイスも受けやすい。
 なにより、オタは押しが弱いので、無理矢理売りつけられるような事がありません。気に入らない物件だったら、情報だけ取ってしまえば良いのです。


 そういう訳で、フリーターしてるヲタ系の方、不動産業界来ませんか? 面接とか、大きな声出してれば、わりと採ってくれますよ(w*3

*1:キャラスペックがない辺り、作った人はヲタじゃないな、とか思ったり。

*2:もちろんお客様との相性もあるし、しゃべりすぎは禁物

*3:本音を言うと、不安定な職業なので経験積んで別業種に行くのが良いかもしれない