分裂勘違い君劇場 - 実際には、いじめる側のメリットは小さくコストが大きいのだが、その損得勘定ができないからいじめが起こる
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20061116/1163639946
一つめは、現在自分が生きている時空間での損。
もう一つは、自分が大人になってから過ごす時空間における損です。
前者はともかくとしても、後者には割引率がかかると思います。
割引 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%B2%E5%BC%95
割引とは、金利やリスクなどに基づいて将来の価値を現在の価値で割り引く (en:discount) こと。将来価値と現在価値の比率を割引率 (en:discount rate) と呼ぶ。
人間の生物としての割引率は、現在社会への適応の最適値よりも将来価値を低く見積がちなのは進化論的に明らかであり*1、おそらく子供は大人よりもその傾向が強いでしょう。
また、後者の現在の損についても、現実としては「いじめからの安定した利得」を捨て「友人を得たり尊敬を得ることによる利得」を得る為の状態遷移が必要です。ここにも割引率は働きますし、うまく状態遷移できるかどうかのリスクを抱えます。生物的な判断をすると、期待値は低く見積もられそうです。
よって、私としての結論。
- 現在、いじめをしていない人間は、現状維持が低リスク。
- 現在、いじめをしている人間は、現状維持が低リスク。
いじめは3日やったらやめられません*2。
この状態を効果的に変えるには、いじめのリスクを現在において高くし、いじめをやめるリスクを低くすることです。
って、ごく普通の結論でつまらないですね。
追記
404 Blog Not Found:ガキは熱いうちに打て
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50689255.html
書いた後に気づいたのですが、弾さんとほぼ同じこと書いてますね、自分。せっかく書いたのでもったいないから消しませんけど。