イミフwwwうはwwwwおkwwww 新ジャンル「なんか偉そう」
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男「スマン。教科書忘れたから、お前の見せてくれ。」
女「フフフ、無様だな男よ。仕方ない、貴様の哀れさに免じて
我が教科書を貸与してやろうではないか!!」男「……助かる」
女「感謝するんだな。……ところで、それほどまでに呆けた思考では日常生活すらままなるまい。
そうだ、私が貴様の伴侶となって貴様の足りない部分を補ってやろ男「あ、やっぱ教科書あったからいいや」
ところで個人的には、最強の「なんか偉そう」キャラは、アブリアル・ネイ=ドゥブレスク・パリューニュ子爵・ラフィール殿下だと思う。
- 作者: 森岡浩之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1996/04
- メディア: 文庫
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「それから、私は誕生したときに皇帝陛下より父を後見として、パリューニュ子爵の称号と領地をいただいている。だから時にはパリューニュ子爵殿下と呼ばれている。このところは、アブリアル翔士修技生と呼ばれることが多い。しかし、私はそなたにいったはずだな。ラフィールと呼ぶがよい、と」
「友達にはラフィール、ってわけだね」
「そうでもない。私を称号抜きで呼ぶ友達はいない」
「じゃあ、なんで」
「名を問われたのが、はじめてだったんだ。皇帝の孫というのは、有名人らしくみんなが名前と顔を知っている。名乗らなくても王女殿下と呼びかけてくる。よっぽど親しくても殿下だ。修技館で名前を呼び合う生徒たちが、ほんのちょっぴりうらやましかった」
「ごめん、僕は」
「私がいるとみんなあまりくつろげないらしいと気づいてからは、なおさらだった」
「ほんとにごめん」
「あやまることはない。そなたは、何も悪いことはしていないであろう?皇女殿下というのが間違ってはいるものの、悪意はこもってないからな。無礼な呼び名を我慢するようには躾けられてないが、正当な呼称ならどれでも受けよう。安んじて、王女殿下でも、パリューニュ子爵殿下とでも、好きに呼ぶがよいぞ、伯爵公子閣下」
「いや、是非ラフィールとだけ…」
「誤解するな。私は別にラフィールと呼んで欲しいわけじゃないぞ」
「頼むよ。僕はラフィールとだけ呼びたいんだ」
「無理することはないんだぞ」
さて本題。
新ジャンル「なんか偉そう」は成分的なことを言えば、「健気萌え」99%です。
以下、論拠。
「なんか偉そう」は、偉いという事に萌えるわけではないというのは、冠に「なんか」とついている事からも自明。別に偉いわけではないんだけど「なんか偉そう」というキャラな訳です。
しかし、ただ「なんか偉そう」では傲慢なキャラになってしまいます。これでは萌えません。「なんか偉そうな」理由付けが必要。
たとえば、
- 没落した道場の一人娘で、自分は強くないんだけれど看板を守る為に肩肘を張って生きていて「なんか偉そう」とか。
- 没落した貴族の娘で、貧しくとも心だけは、と必死に虚勢を張っていて「なんか偉そう」とか。
健気に頑張っているのが萌える、これです。
スレ中の「なんか偉そう」は偉そうな理由が明示されていませんが、男に好かれたいという気持ちと自らの矜持との板ばさみという感じで、健気さを感じさせませんか? 感じませんか、そうですか。
で、インスパイアされたので、以下に「なんか偉そう」を書きます。
男「おー、わざわざ見舞いに来てくれたのk……
女「だだだだ、だ、大丈夫かっっ!!! 男!!!」
男「あー、だいj……
女「け、怪我はないのかっ!! い、痛いところはっっ!!!?」
男「いや、ほんと、大丈夫。念のため一日検査入院だから」
女「そ、そうか」
男「そう」
女「……」
バキ。
男「いだたたっ。いきなりグーで殴るな!」
女「黙れ、痴れ者が! 貴様のような愚か者は我が生涯初めてだ!! 『ネコを助けようとして車に轢かれました』だと!? 貴様はタイガーマスクか? 虎の穴なりどこへなりと行ってしまえっ!!!」
男「わかっ、わ、分かったから、ちょ、殴るのやめ……」
女「いや! 分かっておらん!!! 貴様のような馬鹿は死んでも分からんのだっっ!!! この私が…どれだけ、し、心配……。いっそ、死んでしまうがよいのだっ、ばかものぉ……」
男「……ごめん。もう、泣くな」