タイトルのとおりでございます。
2015年
そのひとつが「ヘヤジンプライム」や「お部屋探しサービス Nomad.(ノマド)」というサービスだ。「ヘヤジンプライム」は東京23区の賃貸物件のすべてにおいて仲介手数料が無料
2016年
その癖、仲介手数料タダにしてる業者に圧力かけたりする最低の連中
別にイタンジさんのヘヤジンプライムがなかなか花開かないんでアセンシャスのノマドとサービス統合されちゃったのは、俺たちが圧力をかけたからじゃないですよ?
宅建協会のパンフレットで平成28年の税制改正革大綱が解説されていました。*1
この中で面白いなあ、と思ったのが空家対策のための特別控除です。
ちょっと解説しますね。
まず、不動産譲渡所得税の話を説明しますね。ご存知の方は読み飛ばしてください。
これは、不動産を売買した時に利益が出た場合の税金です。
たとえばですね。
こういうことがあったとすると、利益が500万円で、ざっくり100万円が税金になります。*2
けっこう、持って行かれますでしょ?
もちろん、買った不動産が上がって利益が出る、なんてことはそうそうないです。ただ、買った時の金額が分からない場合は「売買価格の5%で取得した」と概算でみなされてしまいます*3。これが厄介。
たとえば。
こういうことがあったとすると、4275万円が利益で、ざっくり855万円が税金になります。*4
すごい持って行かれ方でしょ?
その辺を踏まえまして、次に特別控除の解説をしますので読んでください。
今回の3000万円特別控除は
というものです。
先ほどの例でいきますと、4275-3000=1275万円が課税利益になり、税金は255万円に減ります。*5
600万円の節税です。
ただしいくつか条件があり、そのうちのひとつに
というものがあります。
考えてみれば当然ですよね。亡くなった人の配偶者が一緒に住んでいれば空家にはならないですから、「空家対策」の特別控除から外れるのは当然です。
もうタイトルの意味はお分かりかと思いますが。
地方にお住まいの年配のご夫婦がいらっしゃって、土地家屋がご主人所有、息子さんは都内に一戸建てを買っており戻ってくる予定がないとします。
ご主人が亡くなって、奥さん1人はかわいそうだから息子さんと同居をすることになり、相続をした息子さんが使わなくなった家屋を売却しようとした場合、この特別控除は受けられません。
事前に、奥さんが息子さんと同居したり、高齢者住宅に転居するなどして、ご主人を独居させる必要があります。
独居老人の価値、600万円です。
奥さんが土地建物を全部相続して、居住用財産3000万円特別控除*6を使えば同じことですけどね!
*1:http://www.zentaku.or.jp/public/information/wp-content/uploads/2016/01/%E5%B9%B3%E6%88%9028%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E7%A8%8E%E5%88%B6%E6%94%B9%E6%AD%A3%E5%A4%A7%E7%B6%B1%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%8120160108.pdf
*2:細かい計算は省いています
*3:https://www.nta.go.jp/taxanswer/joto/3258.htm
*4:細かい計算は省いています
*5:細かい計算は省いています
たまにはラノベの話でも書こうかな、と思いまして、今年を振り返って、面白かったのでおすすめをしたいラノベを挙げようと思いました。
まあ、最近、大して読んでないんですけどね。
WORLD END ECONOMiCA (3) (電撃文庫)
アリス・イン・カレイドスピア 1 (星海社FICTIONS)
こういう記事がありました。
ぼくは高知で山を100〜200万円程度で購入して、仲間たちと開墾して、小さな家を建てたいと考えています。この方向だと、1,000万円もあれば家族で暮らせる自由な空間が作れるんです。
イケダハヤトさん大丈夫ですか? 「山を開墾して、小さな家を建てたい」とかブーメラン過ぎてつっこみどころ多すぎです。
そろそろギャグになってきましたよね。新築って。
もっとも突っ込みたいのは、35年以上も同じ家に住むつもりなの?という点。基本的にはそういうことですよね、新築って*1
「35年」って無意味に長すぎません?子育てするといっても、せいぜいその期間は20年、長い人で25年じゃないですか。
「35年という長期間を、ずっと同じ場所、同じ家で過ごす前提」というのが、ぼくにはもうよくわかりません。昭和の高度経済成長期は、きっとそういう空気があったんでしょうけれど。今はもうナンセンスですよねぇ。
都内のマンションであれば売却して移住する選択肢もあるでしょうが、地方都市のそのまた田舎の山の中に素人が趣味で作った家を買う人はいません、というか、ローン承認が出ないでしょう。
賃貸に出すという手もありますが市場はやはり小さいので、イケハヤさんみたいに田舎暮らしブログ書いてフォロワーを作って知名度生かして押し付けて借りてもらう、みたいなことができないと厳しそう。
35年の間に、多分震災が起きますよね。どこもやばいんじゃないでしょうか?高知も高確率で震災が来ると予想されています。
え?なんですか?「地震保険があるから大丈夫」?
何を言っているのか、あなたが大丈夫ですか?いつ来るかわからない震災のために高い保険料を毎月払ってまで、家を建てる意味ってあるんでしょうかね…。火災保険とかも別に入るんですっけ?それなら賃貸でいいんじゃないでしょうか。
これほんと、子どもが巣立ったらどうするんでしょ?親を呼んで二世帯…とかですかね。でも、親も家持ってますよね、ぼくらの世代って。結局持て余した末に「減築」が一般的なのでしょうか。なんという無駄。
「長い目で見て使い道がなくなるもの」を新築しちゃって大丈夫なのかなぁ、と心配になります。
え?なんですか?「小さな家だから大丈夫」?
何を言っているのか、あなたが大丈夫ですか? それ、巣立った後はいいけど子育ての間は子供どうするんです? 庭で育てるの?
つーか、小学校ならまだいいけど、高校とか山の中から通学させると選択肢少ないですよ? ああそうか、ノマド流に通信教育を活用するのかな?
いや、マジ悪いこと言わないから、イケダハヤトさんの生き方なら賃貸がいいと思いますよ。立地を考えない新築は人生の流動性さげるし、まして自分で建てるなんて資産価値を毀損するようなものです。
たしかに賃貸の自由度は低いですが、新しい仕組みもできてきてますよ。
参考にどうぞ。
リスクをきちんと考えて35年ローン組む人には何も言うことはないですが、イケハヤさん、何も考えてなさそうなんだもの。あなたが挙げてたリスクって、ほとんどが35年ローンのものじゃなくて新築のリスクですからね?
いや、もちろん「1000万かけて道楽」をするつもりなら別に止めないですけど……
ところで、もし、家を建てたいなら茨城どうですか? 東京から近いし飯は美味いし土地は安いですよ。
以前、この辺の土地↓が100坪50万円で売りに出ましたので、どうでしょう? 今ならサメが12匹ぐらいいますよw
とても素晴らしいスマホアプリがありましたのでご紹介します。
なにが素晴らしいってバス停ナビが素晴らしい。
ここから
こうしてバス停を検索して
経路を選択して
地図上でバス停をタップすると
バス停の時刻表がこう!
特に「バス便ってどれぐらい来ますかね?」などと突然聞かれることがある人に最適! そんなの不動産屋ぐらいだと思うけど!
えー、はい。
ローカルネタです、失礼しました。水戸以外の人にはまったく役に立たないアプリです。しかし水戸市民への知名度も低くてちょっともったいない感じです。
そういうわけで、はてなで水戸近辺に住んでると確信できる方って2人しかいないんですが、ちょっとIDコールで聞いてみたいと思います。
id:hirohiroslopeさん、id:camelopardalisさん、このアプリご存知でした?
こういう記事がありまして。
こういう議論がありました。
@silver_fishes あなたの論旨がようやくわかってきました。
つまり、棋譜はオープンソースなのだし、育成システムでジェンダーの平等は担保されているのだから、女性が弱いというのは、本質的な差異であるという主張ですか?
— 尾崎 日菜子 (@hinakoozaki) June 7, 2015
@hinakoozaki 自分の主張というより、実際の結果を見るとそう解釈するしかない、という感じですねえ。あなたは違うのですか。例えば「奨励会に入った一人の男」と「奨励会に入った一人の女」で、ジェンダーによってどういう差があるというお話なのでしょう?
— 紙魚 (@silver_fishes) June 7, 2015
これもよく言われることですね。「女は生まれながらに論理能力が低い」みたいなアレです。
結論から言うと、「女性は数学ができないのは事実。しかしジェンダーバイアスによる影響が大きく、器質的な差があるとは言えない」が正しそうです。
↓数学の試験で、男女混合で試験をするより女性だけ試験をした方が成績がよい、という報告。
Women perform as much as 12 percent better on math problems when tested in a setting without men, according to a study of Brown University undergraduates led by a graduate student of psychology.
http://www.brown.edu/Administration/News_Bureau/2000-01/00-023.html
ちなみに、男性を減らすと影響は小さくなるが、女性が多数派になっても影響は残ったそうです。また、この「異性混入効果」は男性では観測されず、数学以外の"verbal exams"(文系科目?)でも観測できなかったそうです。
↓数学の試験で「女が数学ができない理由を調べるよ」と言われると成績が下がる
研究は数学の成績がよい女子大学生を被験者に行われ、被験者は2つのグループに分けられて数学のテストを受けた。テストの前に、片方のグループは「男子が女子よりも数学が得意な理由を調べるためのテストを行う」と告げられた。もう片方は、単に数学能力の実験とだけ告げられた。
前者のグループは成績が低下し、プレテストでは約90%だった正答率が80%程度に落ちた。後者のグループは、わずかに成績が上がった。
↓数学の試験で、性別を伏せさせて回答させると女性は成績が上がる。
偽名(男性名にせよ女性名にせよ…)で解答した女性グループは、本名で解答した女性グループよりも成績が高く、平均として男性に近いレベルを達成していました。
http://ratik.org/1110/201307011/
これがほんとなら、性別を明らかにした「はてな女子」よりも、性別を伏せた「隠れはてな女子」の方が論理的ということに……*1
一応念のため書いておきますが、「器質的な差はない」と言ってるわけではないですからね、「器質的な差がある」という論には根拠がないと言ってるだけです。
さきほどのブクマ、b:id:futabさんのコメントで知ったのですが。
↓今回のケースで決定的そうなのがこれ。
実力が伯仲した男性と女性のペアを42組作り、インターネットを通してチェスの対戦を行なった。相手の性別が分からない状態でプレイしたグループでは、実力通り男性プレイヤーと女性プレイヤーは対等な試合をした。しかし相手が男性だと知らされた女性プレイヤーは、実力を十分に発揮できなくなってしまった。実際には男性を相手としてプレーしていても、相手は女性だと伝えられた場合は実力どおりの試合をした
http://macska.org/article/205
こりゃすごい。とても興味深いです。
以上を受けまして個人的には、「女流棋士が弱い理由、それは女だからだ」みたいな論は、なんか新しい事実を提示してない限りは妄想・偏見の類だと言うしかない、と思いました。
よく考えると、人類半分の論理能力を下げているわけで、近代以降に「アインシュタイン級」の天才女性をどれほど失ってきたのだろうと考えると、大きな損失だったかもしれませんね。もちろん、逆に男性がジェンダーバイアスの影響で失う能力もあるでしょうから、2重の意味で損失です。
また、これ、性差だけの話ではないのなら結構問題ですね。「ゆとり世代はこれだから」「B型はこれだから」みたいなのを聞いていると本当にダメな人間になってしまうのかもしれませんね。
みんな見に来なくなったころを見計らって追記。
「女流棋士が弱い理由、それは女だからだ」みたいなアレ - 不動産屋のラノベ読みなんで雲の上の女流棋士の話を自分事として考えられるんだろうか。
2015/06/10 11:36
「女流棋士が弱い理由、それは女だからだ」みたいなアレ - 不動産屋のラノベ読みプロに対して、環境によって萎縮して実力を出せていない、というのは侮辱では?環境因子こそ性別に関係なく克服できるものだと思うのだけど。
2015/06/10 09:55
「女流棋士が弱い理由、それは女だからだ」みたいなアレ - 不動産屋のラノベ読みそりゃプロを舐め過ぎってもんでしょ。素人同士ならそういうバイアスもかかるかも知れんが、女流棋士ともなれば周囲の男性なぎ倒して来てるだろし、妙なバイアスがかかるとも思えん。
2015/06/10 08:32
「女流棋士が弱い理由、それは女だからだ」みたいなアレ - 不動産屋のラノベ読み
- [男女]
「女流棋士が弱いのは女だからだ」の反論は「女流棋士でも強い人がこんなにいる」だけであり、『数学の良し悪し』『匿名チェス』は別次元な気がするんだよなぁ。では、匿名で将棋やったら男性にも勝てる?
2015/06/10 07:39
「女流棋士が弱い理由、それは女だからだ」みたいなアレ - 不動産屋のラノベ読み「女は数学ができない」ことや「匿名でチェスをすると女性は強くなる」ことと将棋は関係ないよね。関係ないことを喋ってるのに何か説明した気になってしまうタイプの人間は何バイアスに捕らわれているのだろう?
2015/06/10 01:58
「女流棋士が弱い理由、それは女だからだ」みたいなアレ - 不動産屋のラノベ読み前提がおかしい。数学力=棋力ではく、そもそもトッププロの男女の棋力は伯仲していない。生物学的に女性が将棋に向いてないか、将棋の才能を持った女性が棋士になってないかのどちらか。偏見に囚われてるのはこの人
2015/06/10 06:10
*1:ネタです